Q.
高校2年生です。実はこの度、生物の宿題でボウフラの観察日記をつける事になりました。ニホンアカイエカまたはハマダラカの幼虫の観察です。先生が「事前に昆虫の呼吸器官を含めて、陸上生活をする昆虫が、幼虫・蛹期にどのように呼吸を行っているかしらべろ」とおっしゃるのです。本を調べても載っていなかったので先生にお聞きします。
A.
蚊は夏の気温なら卵でいる期間は2日間ほどです。イエカやヤブカのボウフラは水面にあがってきて腹端の呼吸管から空気を取り入れて呼吸します。ボウフラは腐植質や微生物などを食べて育ちます。幼虫は約1週間で4齢を経過してサナギになり、2日後に成虫として羽化します。サナギの呼吸管は胸背部に1対あり、これが鬼の角に似ていることからオニボウフラと呼ばれます。 (蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)