Q.
現在、マンションの2階に暮らしていますが、蚊が年中1日に4,50匹毎晩30分から1時間かけて殺すのが日課となっています。マンションの1階部分は駐車場になっており、私のバルコニーの真下に60cm四方の排水口が3つありますが、ここにボウフラがわいているのをみたことがあります。不動産屋さんにいいましたが、薬の散布は夏前でないと効かないといわれましたが、どうなのでしょうか。また、トイレやお風呂場に換気口があり、ここからたくさん入ってくるので、繊維性のフィルターをつけていますが、やはり、完全に塞ぎ切れていないので隙間から通り抜けてきているとおもいます。自分で金属のメッシュフィルターをつけようとおもっていますが、どのくらいの穴の大きさまで蚊は通り抜けることができるのでしょうか。
A.
かつて日本の家屋でよく使われた蚊帳(かや)があります。この蚊帳のようなかなり細かいメッシュでないと、蚊の侵入は防ぎきれないでしょう。排水溝やキッチンの水周り、風呂場などから発生している可能性があります。ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、まず家の周りをきれいにしておくことが大切です。わずか1ccの水でも数匹が羽化できます。竹やぶや木の切り株の水でも十分です。ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化します。こうした所を再点検してみましょう。チカイエカなどは1年中発生しますので、薬剤によるボウフラ対策は夏前でないと効果がないということはないと思いますが、散布に関しては専門の業者とよくご相談された方がよいと思います。 (蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)