Q.
私はアパート暮らしですが、しめきっているのに茶色い蚊が大発生しています。どこから入ったのかも、どうして増えたのかも、茶色い蚊がなんなのかも分かりません。
A.
文面からだけでは、発生している虫が何なのかがはっきりしませんが、蚊だとすれば排水溝やキッチンの水周り、風呂場などから発生している可能性があります。ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、家の周りをきれいにしておくことが大切です。わずか1ccの水でも数匹が羽化できます。竹やぶや木の切り株の水でも十分です。ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化します。こうした所を再点検してみましょう。また、蚊ではありませんが、羽アリということも考えられます。いわゆるシロアリの仲間以外も羽アリがたくさん存在します。一番早いのは4月のクロナガアリ、次は5月末のクロオオアリやムネアカオオアリ(平地の場合)、6月にはクロヤマアリ、7、8月にはトビイロケアリ、9月にはキイロシリアゲアリやシリアゲアリ類、最後は11月初旬のトゲアリと続きます。初夏にはシロアリも褐色の羽アリを出しますが、前後の羽が等しい長さであること、羽を落としたアリは2匹ずつ列状に歩くので、そこで区別ができます。 (シロアリ研究室:松本忠夫 コンテンツプロデューサー:赤池学)